「焼肉=ダイエットの敵」
そう思って我慢している人に伝えたいのは、焼肉は部位さえ選べば、むしろダイエット向きの外食だということ。
理由はシンプルで、焼肉は「肉=タンパク質」を主役に食べる料理だから。問題は油でも肉でもなく、どの部位を選ぶかとごはん・お酒をどう扱うかです。
同じ焼肉でも、カルビとハラミでは100gあたり150kcalも違います。この記事では、部位別のカロリーを一覧にして、ダイエット中に選ぶべき部位と、太らない食べ方の順番を解説します。
※本記事の数値は、文部科学省「日本食品標準成分表」をもとにした栄養計算値や焼肉店・栄養情報サイトの公開データを参照した100gあたりの一般的な目安です。等級や部位のカットによって変動するため、実際の数値は異なります。
結論:赤身系を選んで、順番を工夫する
- 低カロリー・高タンパクの部位:タン、ハラミ、ロース、赤身肉
- 注意したい部位:カルビ、バラ、脂の多いホルモン
- カロリーを決めるのは肉以上に「ごはん・お酒・タレ」
- 食べる順番を「野菜→低カロリー部位→高カロリー部位」にするだけで、総量が変わる
【一覧表】焼肉の部位別カロリー(100gあたり)
※脂質の量や等級によって変動します
| 部位 | カロリー目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| タン | 約260kcal | 高タンパクで歯ごたえがあり満足感が高い |
| ハラミ | 約220〜250kcal | 赤身寄りで脂質控えめ。ダイエット中の人気部位 |
| ロース | 約270〜300kcal | 赤身の旨味とほどよい脂。バランス型 |
| 肩ロース | ロースより控えめ | 脂が少なめでカロリー低めの部類 |
| サーロイン | サシの量で前後 | 等級次第で脂質が大きく変わる |
| カルビ | 約370〜400kcal | 脂身が多くジューシー。高カロリーの代表 |
| バラ | 約400kcal前後 | カルビ同様、脂質が高め |
数字で見ると、ハラミ(約220〜250kcal)とカルビ(約370〜400kcal)で、100gあたり約150kcalの差。焼肉1人前を200〜300g食べるとすると、部位選びだけで数百kcal変わる計算です。
ダイエット中に選びやすい部位ベスト4
1. ハラミ
牛の横隔膜の部位で、実は分類上はホルモン(内臓)。赤身寄りで脂質は控えめ、タンパク質が豊富という、ダイエット中に理想的なバランスです。噛みごたえがあって満足感も高く、近年ダイエット層に人気が上昇しています。
2. タン
比較的低カロリーながらタンパク質が豊富。コリコリした食感で咀嚼回数が増えるため、満腹感を得やすいのもメリット。塩・レモンでさっぱり食べれば、タレのカロリーも避けられます。
3. ロース・肩ロース
赤身の旨味とほどよい脂のバランス型。カルビより脂質が少なく、タンパク質もしっかり摂れます。肩ロースは牛の中でも脂が控えめで、焼肉部位の中ではカロリーが低い部類に入ります。
4. 赤身肉(モモ・ヒレなど)
脂質が少なくタンパク質比率が高い、ダイエットの王道部位。等級の高いサシの多い肉より、あえて赤身を選ぶのがカロリーコントロールのコツです。
注意したい部位
カルビ・バラ(約370〜400kcal)
脂身が多く、100gあたり370〜400kcal。焼肉の中で最も高カロリーな部類です。「食べてはいけない」わけではなく、最初に大量に食べるのではなく、後半に少量楽しむのがコツ。網で焼いて脂を落とすと、多少はカロリーを抑えられます。
脂の多いホルモン
ホルモンは部位によって差が大きく、シマチョウなど脂の多いものは100gあたり350kcal以上になることも。一方でコラーゲンやビタミンが豊富な部位もあるので、脂の乗り具合で選ぶのがポイントです。
実は肉より要注意:ごはん・お酒・タレ
焼肉のカロリーで見落とされがちなのが、肉以外の3つです。
ごはん
焼肉のタレの濃い味は、ごはんを進ませます。白米150gで約234kcal・糖質55.2g。おかわりを重ねれば、肉のカロリーより主食のほうが大きくなることも。玄米(150gで約228kcal・糖質51.3g)に変えられる店なら、なお良しです。
お酒
ビールは糖質を含み、飲むほどカロリーが積み上がります。ダイエット中は**ウーロン茶やハイボール(糖質ゼロ)**に切り替えるだけで、総量が大きく変わります。
タレ
見落としがちですが、タレには糖質が含まれます。塩・レモンで食べる部位を増やすだけで、地味にカロリーを削れます。タンやハラミは塩で食べるのがおすすめです。
太らない焼肉の食べ方:順番が9割
同じものを食べても、順番を変えるだけで総摂取量が変わります。
- まず野菜・スープ・キムチ・サラダ:食物繊維を先に入れて、血糖値の急上昇と食べ過ぎを防ぐ
- 次にタン・ハラミなど低カロリー部位を塩で:タレの前に、肉本来の味を楽しみながらタンパク質を確保
- その後にロースや赤身:満足感を積み上げる
- 最後にカルビなど高カロリー部位を少量:お腹が満たされた状態なら、食べ過ぎを防げる
- ごはんは食べるなら少量、お酒は糖質オフを選ぶ
「野菜→赤身→脂」の順番を意識するだけで、同じ焼肉でも結果が変わります。
まとめ:焼肉は「部位」と「順番」で味方になる
- 焼肉は高タンパクな料理。ダイエット中でも部位を選べば十分アリ
- 選びやすいのはタン・ハラミ・ロース・赤身。カルビ・バラは後半に少量
- 肉より要注意なのはごはん・お酒・タレ。ここのコントロールが効く
- 食べる順番を「野菜→低カロリー部位→高カロリー部位」にするだけで総量が変わる
「焼肉はダイエットの敵」ではなく、選び方と食べ方を知れば、タンパク質をしっかり摂れる強い味方です。我慢せず、賢く楽しんでください。
参考・出典(記事末尾に記載推奨)
- 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」およびこれをもとにした栄養計算値
- 各部位のカロリー・栄養目安:焼肉店・栄養情報サイト各種の公開データ
- 主食のカロリー・糖質:食品成分表ベースの各種データ
※本記事は特定の効果・効能を保証するものではありません。数値は目安であり、実際の栄養価は等級・部位・お店により異なります。プリン体が気になる方は摂取量にご注意ください。

